古いOMEGAの時計を預かり、BELT部分の制作をしました。
このOMEGAは、通常よくあるバネ棒でベルトが交換できるタイプとは違い、後ろのOリングをねじ込みバンドを固定させるタイプです。
見た事もなく、どうやったら良いモノかと。
いろんな意見を聞き、資料を見たり、デザインを考えたりしながら今回の姿にしました。
柔らかい表情を作りたかったので表の革はディアスキンに。
芯材にターコイズ色の革を使って、裏革はネイビー。
革はすべてタンニンなめしの革を使用したのでそれぞれの経年変化も楽しみです。
Oリングの留めの部分の隙間が2㎜もなく、革だけだと伸びてしまうので、中に薄い樹脂材を入れてぎりぎりの厚みで仕上げ、何とかリングが留まりました。
ありがとうございました。
material
:
DEER skin×BUTTERO Leather
Star Brass
Sewing
:
Hand