革の加工技術の中にカービングというものがあります。
専用ナイフの刃の上には、人差し指専用の回転椅子が付いている。
ここに人差し指を座らせ、親指と中指のコントロールで革にラインをカットしていく。
このカットが難しい。
直線は難なくこなせるが、S字や、〇なんかは相当練習をしないとうまくいかない。
スーベルナイフでラインが綺麗にカット出来たところで、
今度は数種類の刻印を革に打刻して図案を立体化させていく。
大きさにもよるが1つの刻印を何百回と打刻することもざらにある。
一つの図を完成させるのには、とても時間のかかる作業である
上のカービング写真は2009年ごろに、みなさんから頂いた名刺を収納するフォルダーとして作ったもの。
良い味が出てきていたので記録として書いてみた。
コンチョは岡山県の露草工房ヒロシさんのもの。これまた味わい深い
カービングは、すこし学んでみたもののドップりとは浸からなかった。
たまにやるのが面白い。
革には多様な加工性があるので、まだまだチャレンジしたいことは沢山ある。
間で、少しずつやって行こう。