以前ブログでも書きましたが、12月2日~12月23日の期間で
特別エキシビション エルメス「レザー・フォーエバー」が
上野の東京国立博物館 表慶館にて開催されていました。
こんなにたくさんの本物の製品を一度に見る事が出来ない機会だし、
エルメスの素材や材料、道具のこだわりや技術、世界観を見ずにはいられないと。
行ってきました。
まず
エルメスの魅力は
熟練の職人による手作りの品質に徹底的にこだわっています。
(今回見た殆どの製品はクチュール・セリエ(手縫い)で仕上げられていました。)
そして、素材、デザイン性、複雑な作り、丁寧な仕上げ
そのこだわりを見せるハンドメイドの気品が醸し出されていることが魅力。
どれをとっても超一流です。
エルメスの製品に使われる革は「革保管部」というところで保存されていて世界中から上質の革が集まってきます。
革の管理には、温度や湿度に細心の注意を払って保存されているのです。
エルメスのバッグに使われるのは、1万頭の中からたった30枚ほどしかとれない無傷なもののみが使用されます。
しかも、革のなかでも丈夫なバット部分だけのようです。
本来の革の特性を生かした、革好きにはたまらない、見た事もないような素晴らしい革が使われています。
エルメスの製品が高価な理由なのも納得できます。
High-Technology Leather Cut
会場にあったデジタル裁断機(マーカー)です。
こうやって製品になるパーツを裁断しているのには驚きました。
データを作る事で無駄なく、正確に、的確なパーツ取りが出来ているのだと関心します
このようにデジタルを使ったハイテクと
ハンドメイドというローテクの融合
流石です。