ずっとやりたかったことが、少しずつですがカタチになってきています。
それは、革を藍で染める事。
今まで革の展示会や問屋へ行き、藍染された革を実際に見た事はあります。
でも
なんだかシックリとはこなかったし、使ってみたいとは思わなかった。
KUBIKIで使っているBUTTEROで藍染をしたら最高ではないかと思いはじめ
いくつかの染屋に問い合わせてみたけど全部だめ。
暫くして知人から紹介して頂いた染屋さんに連絡したところ、快く引き受けてくれた。
そして出来上がってきたのが写真のモノ。
(左が生成り 右がインディゴ)
丁寧にタンニンでなめされているBUTTEROに藍を施すと
革本来のトラや血筋がリアルに浮き出てきました。
JAPAN x Italy
互いの伝統技術を感じる表情になってます。
染師曰く
徳島産の蓼から醗酵させ、〈すくも〉と呼ばれる染め材料にし、
灰汁・日本酒・ふすまを使い自然発酵させる昔ながらの手法によって手間を惜しまず丁寧に染め上げる。
染料に浸しては乾かす作業を数十回以上も繰り返すことによって、深い色合いに染め上げられていきます。
藍は化学染料による染色とは異なり、自然の力を借りて色を出すために
気温や水質、藍の状態、どれも毎回同じ条件ではないので、
染色における技術や経験がとても必要です。
我々、日本人としてはやっぱり藍に特別のステータスを感じますね。
これから
この藍染されたBUTTEROで
サンプルを作り、使ってみて変化の様子を見ていきます。
一般的に藍染めされた生地は、色落ち色あせしやすいとされています。
後処理の仕上げを何通りかのやり方で考え、一番適した仕上げにて商品化になればと思っています。
これは、またBLOGにて変化過程を報告していきます。
商品化は、もう少し時間が掛りますが革加工への挑戦&実験的なモノとして楽しんでください。
使っていくうちにBUTTEROの中に含まれるオイルが
馴染んでいき深い青へと変わっていくことでしょう。
楽しみです