工房の漉き機は西山製のものを使っています。
漉き機
革製品を作るときに目的に合わせて使うものです。
厚いままじゃ縫いにくいので、端を漉いて縫いやすくしたり、
溝を掘って、皮革を折り曲げやすくしたり、
もしくは全体的にスライスしたり。
そんな機械です。
製造日を見ると昭和36年3月 54歳 現役です。
この会社、今は廃業され存在していません。
が
素晴らしい機械を残してくれています。
機械構造はとてもシンプルで丈夫、消耗パーツ類は他のメーカーで代替品があるので心配がありません。
今となっては必要不可欠な機械として
工房では、ほぼ毎日休むことなく使用しています。
以前使っていたオーナーさんから2009年に譲り受け
その時にオーバーホールし新品の刃をつけて約6年間使用しています。
刃も短くなってきたので、今回初めての丸刃の交換をしました。
6年間と言ったら小学生の学校生活と同じですね。
削った分、思い出も成長もたくさんあります。
これからも現役で大事に付き合っていく機械です。
次回の丸刃交換はいつなんでしょうか?
また記録ヲ残します。
同時に砥石も交換