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ワニを少しづつ

kubikiはワニ革をはじめてみようと思います

 

20年以上も前に遡るが

親父の友人はシンガポールから

クロコダイルのアタッシュケースを仕入れ

国内のメーカーに卸す仕事をしていました

 

そこで目にしたピカピカに輝いた

鰐革は嫌らしくもセクシーで

エレガントと高級感をはじめて

教えてもらった気がします

 

そんな友人とのご縁もあり

訪れたシンガポールでは

紹介して頂いた

クロコダイルファームへおじゃまする事になります

 

そこには何十頭の鰐と

バッグ工場が併設されている

 

とても頑丈とは言えない低い柵に

動物臭と鞣した革の匂いが入り混じって

とてもエキゾチシズムを感じた

 

大量のワニ革がストックされていて

その輝く革の残像は今でも頭の片隅にある

 

その時に聞いたオーナーの話と曖昧な記憶を思い返す

 

 

 

鰐は約2億年前の頃から姿がほとんど変化がないのです。

 

しかも、全ての時代を通して、

淡水域の生態ピラミッドにおける最高地位を占めてきたキング

 

非常に厚い鎧のような皮膚に攻撃的で獰猛、

行く手を阻むあらゆるものを攻撃するその性質は、強さとパワーの象徴でしょう

 

鰐は水との長年の関係から、未来を予知する能力を持つと考えられていたり

 

古代エジプトでは、聖なる動物として崇められたり

 

象徴的な表現で人々を魅了しています。

 

そんな魅力的な部分があるからこそ

身近なところで、日常的に

 寄り添っていたいと思う

 

存在感のある皮革。

 

だから

人々は惹かれてしまう

 

 

 

この頃からいつかは使わせてもらいたい

と思っていたワニ革。

 

 

 

時が立って今

使い始めることにしました

 

 

 

ワニ革と言っても様々の種類、仕上げ方がありますが

鏡のようなピカピカに仕上げた物より

ワイルドで使い込むことで色の深みが増してツヤが徐々に出てくるなど、

使用感(経年変化)が楽しめる仕上げが好みで選んでいます

 

鰐革は特徴のある天然皮革であり 

1枚1枚個性が異なる全てが1点ものとして特別な存在になりますね

 

これからワニ革を使用して

どのような仕立て、かたちを研究しながら皆さんと考えていけたら嬉しく思います

 

 

ご興味ありましたらお声がけください