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国内生産の羊ムートンの事

KUBIKI LEATHERはここ数年で羊のムートンを気に入り

靴やサンダルを製作しています

 

雪山に行った時にも、

冷え込んできた時の外履きや

室内履きにも使え

非常に優秀な素材。

 

真夏はさすがに無理ですが

湿度のコントロールが上手にできるので

保温性以外の良さも楽しめる素材です。

 

そして

 

羊ムートンの履物は、

一度履いてしまうと手放せなくなる魅力があり、

足を包み込む柔らかな触感、

足元を温かく守ってくれる心地良さ、

そして耐久性といった特長が、幸せ感覚にしてくれます

 

 

 

ムートンを使い

これからはじめようとしている事は

毛皮の可能性を追求している

活動家の宇和田さんとの出会いで実現します

 

彼について少し説明します

 

 

皮革業界に携わり、

以前から毛皮に魅せられ

素材として製作したいと思っていたのですが、

心から使いたい毛皮がありませんでした。

 

品質良いと言われる外国の毛皮や

衣服用の毛皮などに触れ

毛皮について学んでいくうちに

『本当に安心な毛皮ってどこにあるの?』という

現実を知ることになります。

安く鞣された毛皮が外国から入ってきて、

国内の羊の皮はそんな理由から必要とされずに

 

『処分されている』という現状

 

 

国産の羊の皮を使って安心で

品質の高い毛皮を形にしたいと思ったのは

そのような経験からでした。

 

 

自ら国内の羊牧場を訪れ

牧場主にその想いを伝え、

大切に育てられた羊の皮を託してもらう事ではじまります

 

信頼する鞣し職人さんのところへ革を持ち込み

伝統的な鞣し技術を自身の創造に取り入れ研究の日々。

 

試行錯誤の繰り返しの末、

天然の鞣し材を使いながらも柔らかで

上質な革を仕上げられるようになりました。

 

面倒で誰もがやらない素材であるが故 

苦労を厭わず、伝統的な技術と新しいアイデアを融合させる

 

幾度となく鞣し方法を試し、独自の技術とセンスを磨き

孤独で苦しい道ながらそれらの試練を乗り越えるためには

強い意志を持っていないと出来ないこと

 

KUBIKIではオーストラリアで数多く飼育されている

「メリノ種」という羊の毛を使用することが多いのですが

彼の扱う品種はサフォークです。

 

この品種は肉の生産に特化した羊種で

日本国内のほとんどがサフォークです。

 

サフォーク種の羊毛の特徴は、

密度の高い短めの毛を持っています。

革部分もしっかりとした厚みがあるので耐久性も◎

 

短い毛は柔らかさとふんわりとした質感を提供しています

 

少し触った感想ですが毛がやや粗めで

柔らかさに加えて耐久性があり

タンニンなめしでの仕上がりの為

使い始めてからの経年変化で魅力的な成長になりそうです。

 

 

彼の革づくりには、自然と調和し、

美しく持続可能な皮革を作り上げる

という使命感が

深く刻まれているようにも感じられ

作り上げた革を使わせて頂けることへ感謝と敬意をこめて進めていきたいと思っています。

 

 ある程度はどんなものにするか決まりましたが

具体的な形はいじりながらでこれからです 

 

僕の中での彼は 

皮革の魔術師として頼もしい存在で

新たな創作に頼りになる出会いになりました

 

ゆっくりですが今後もお楽しみにしてください