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関澤製作所での出来事(柿の種)

人の価値観、好みは様々で

 

周りの環境に左右されることもあるし

 

生まれ持った性格も、教育も大いにある

 

よし行くぞ!と意気込んでみたものも

途中でやめてしまったり違う方向に行ってみたり

 

他者に理解なんか求めてないわりに

へそを曲げて見たり。

 

根拠なんて別にない

 

兎に角

 

良いか悪いかは自分で判断する力をもつべきで

他からは多少のアドバイスをどう自分の考えに巻き込んでいくか程度で

十分だと思っているし、気にしてない。

 

押しつける事もなく

押し込まれることもなく

仲むつまじく

それぞれでよろしいかと思います

 

 

今回は僕の敬愛する

サーフボードビルダーのものづくり。

 

そんな話です

2023年の9月に
サーフボードの受注会を
KUBIKI工房の小さなスペースで開催しました。

その時に
オーダーしてくれたかずき君と一緒に
可能な範囲で製作所へ同行し
ボードが完成する時間を楽しませてもらいました


それが先日完成したとの事で
納品会に立ち会わせて貰います
事は遡る


2024/1月 シェイプの日


他のサーフボードビルダーの事はよくわからないが
関澤製作所のボード作りは
できる範囲でお客様とのセッションを
陸や海で繰り返し、理解し
一人一人に適したサーフボードを提供している。


そんなものづくりをしているものだから


仕上がったサーフボードには物語がうまれ
作り手と乗り手お互いの念が入り
海の中でも陸の上でも
かわいがってしまう。

そう、

ただならぬサーフボードになってしまう。
特別な存在だ
今回の色はかずきくんが好きな色を選んで
作らせて貰っていた。

でた色はパーシモン。

関澤製作所でも出たことのない色らしい
そこに関澤製作所の感性が載る


最初に言っておきたいのは
関澤製作所のボードはオーダーは受付けるが
お客様のご要望にはお答えしません
こんな感じだ。


そんなの聞いたことないし、
なりたたないと思っていたが
ここにはその世界がある


因みに

僕の作って貰ったボードのオーダーは
青色の7ftのピンテール/ツインだったが
出来上がったのは
ピンクのピンテール/シングル 8ft。

だが


完成したボードから
今までのサーフィンの価値観は吹っ飛ぶし
想像を超えていた美しさがあった

だから面白い
話はボード製作に戻るが

シェイプにラミネート、フィン立て、磨き

出来る限り製作する工程を見学する事によって

自分の板がどの様に仕上がって行くのを見ることも

僕も作り手として興味がある部分でもあるし

気持ちがいい


逆を言えば工程をずっとみられている
緊張感も作り手側にはあるはずと
かずきくんと話していた

が。

上手くやろうとして
人は見せかけの自分を演じ
緊張がうまれるのかもしれない
それに慣れる必要はなく
そのようになってしまった。
を受け入れる


失敗と言う事がここにはない。


それをどう活かせるか、活かすのかの要素が豊富にある
そう流れてしまったものはそのままでいい


そう実感する
お客さんに合わせた板づくりだから

見たこともない板に仕上がっていた

写真だけだと

8ft
ツイン/ピンテール
 シングル_ダブルコンケーブ
柿色ーミント

と表記されるだろうボードが

実物はそんな簡単には伝わらない

ここまで体験した事は、
自らの手にした時に感情は一気に
集約され
手でボードをなでると
そこには触れたことのない感覚が現れる


言葉と文章や映像で感動することも沢山あるが
リアルな体験こそが人を育て豊かにするという事
お客様との信頼関係を築く

 

それが


関澤製作所のフィロソフィー

と勝手に思っている

僕は関澤製作所の板は乗らなくてもいいと思っている

 

芸術作品としてとらえてもいいと思うし

 

鑑賞するものだけでも心が豊かになるだろう

 

もちろん海の中では格別なものになるのは当たり前で

 

それ以上に心が動かされる

 

 

上記の話に戻ってしまうが

 

僕が感じている事は万人に受け入れられることでもないと思うし

 

理解できない人もいるだろう

 

ただ僕が

 

好きなものを好きと細かく言っているだけの話である

 

そんな感性を一人の人に体験してもらったことは素直にうれしい。

 

 

 

そして

 

大好きな関澤製作所の皆さんが

 

今年も9月にKUBIKIの工房に来てくれるようです

 

 

 

詳細は後程

 

 

 

 

サーフィンやる人もやらない人も一度は触れてみてもらいたい人たちです

 

SEKIZAWASEISAKUSHO

 

 

かずきくん、

こんな体験ありがとうございました