10年ほど使ってもらっているひまわりのお財布

 

久しぶりに帰ってきた。

 

革はブッテーロのD.brown

 

こうやって毎日使われて変化していった革から

 

当時、根拠もなく質感と革から放たれる匂いや手触りや思いが気に入って使い始めた素材が

 

年月によって自分の直感は間違っていなかったと素材を見て確認している。

 

はじめは、手作りの雰囲気と革との相性/変化に充填を置いていた麻糸に

しっかりと松脂＆蜜蝋のハイブリットを染み込ませて使っていたが

何年か後には化学繊維の強度を優先した糸に変更し今もかわらない。

 

ジッパーも同じく雰囲気の良い綿テープからポリエステルの強度を重視した物へと変えてきた。

 

常に良い方向へ

 

新しい事にチャレンジし良ければ採用、駄目でもそれ以上の価値があれば採用。

色々と試してきている。

 

技術的には良くなってきているし、まだまだよくなるだろうと思う。

新しいものも生み出さないといけないし生み出したい。

 

 

 

 

 日々しっかりと積み重ねることは簡単であるようで難しく、

慣れれば慣れるほど甘えやずるがしこさが生まれてしまうからだと思う。

 

 

そんなことを再確認しながら

 

今日もまた自分の中の生活を積み重ねている。

 

 

 

と、いう事を

 

このお財布を直しながら感じました。

 

ありがとうございました。

また見せてください。